2022年9月12日
令和4年税制税務委員会研修会
令和4年8月24日(水)勤労福祉会館大会議室において、「令和4年税制税務委員会研修会」が開催されました。感染状況を考慮し、勤労福祉会館とZOOMのハイブリット形式で行ったところ、会場とZOOMでほぼ同数の申し込みがあり、51名の参加となりました。
第1部は、練馬西税務署法人課税第1部門長岡上席により、消費税インボイス制度について講義がありました。
インボイス制度については、基礎的な知識はご了解の上で、令和5年10月1日開始に向けて今やるべきことの概要の解説があり、適格請求書の記載に当たっての留意点、売り手・借り手の留意点、交付方法の特例、税額計算の方法、登録申請手続き等確認しました。
第2部は、練馬区立牧野記念庭園学芸員の田中純子氏に講義いただきました。
牧野富太郎先生は、植物学の父と呼ばれる人で、文久2(1962)年高知県左川町に生まれました。自ら描画・印刷して出版した「日本植物誌図篇」をはじめ多くの植物誌を刊行しており、生涯に発見・命名した植物は1500種類以上、収集した標本は約40万点に上ります。大正5年に練馬区東大泉に移り住み、94歳で没するまでの30年間をこの地で過ごしました。
学芸員の田中氏のお話で、なかなか聞けない先生の植物にかける情熱や努力、人生の生き方の姿勢を聞くことが出来ました。テキスト代わりに牧野植物園の絵はがきも見ながら楽しい講義になりました。会場参加者の皆さんには、あわ家惣兵衛さん作の、牧野先生が故郷四国で発見・命名したヤマトグサをイメージしたお菓子をお配りしました。