2024年10月11日
令和6年度 税制税務委員会研修会
令和6年8月22日(木)勤労福祉会館大会議室において、「令和6年度税制税務委員会研修会」が開催された。今年は、中小企業にとって重要な事業承継をテーマにし、江戸時代より6代続いている(株)千疋屋総本店代表取締役社長の大島博氏をお迎えしてご講演頂いた。
はじめに丸山税制税務委員長の挨拶があり、続いて髙橋会長よりご挨拶をいただいた。
第1部は、「法人版事業承継税制(特例措置)について」高橋国税調査官より説明があった。申請が少なく制度の告知についても考えさせられた。
第2部は、「サムライ弁蔵 水ぐわし売り出し190年~千疋屋総本店のブランド経営による付加価値創造~」(株)千疋屋総本店代表取締社長 大島氏より講演いただいた。千疋屋といえば高級果物専門店をイメージする人も多いと思うが、江戸時代は埼玉の越谷近くの「千疋」という村で剣道場を営んでいたが、幕末という事で武道を求めるものが少なくなり、地場の野菜、果物を販売するようになった。それから各世代時代に合った形をとり、現在の6代目では単に高級、高価というイメージだけではなく、「一つ上の豊かさ」として悠然(エレガント)、自然(ナチュラル)、卓越(エクセレント)をキーワードとして会社全体で追及している。会社経営のヒントを感じる講演会だった。